この度、来年のJPSTSS学術集会の会長を拝命しました。来年は第20回を迎え、節目の記念すべき会を名古屋で開催させて頂きます。この会は脊椎脊髄の手術手技を語り合う学会です。新しい手術や工夫などが発表でき、科に関係なく、また若手も自由に、そして個人参加で発表できるすばらしい会です。私の好きな学会で、早期から参加しています。その会の、さらに20回という記念すべき会の会長を仰せつかり大変光栄に思います。
コンセプトは「飛躍」としました。20回を迎え、さらに飛躍して行きたいと思います。八つの主題を考えました。自分がこの10年チャレンジしてきたMISt(Minimally Invasive spine Stabilization)。シアトルから多椎間MIStの大家Dr.Rohをお呼びします。また適正な脊柱アライメントの理解は脊椎外科医にとって重要な知識です。ニューヨークから時の人Dr.Shwabをお呼びします。そのほか頭頸部手術のコツ、私が医療安全室長をしていることもあり脊椎脊髄手術のリスクマネージメント、髄内外の脊髄腫瘍、脊髄モニタリングやナビゲーションをはじめとした手術支援機器、悩み多い透析脊椎症、また再手術だけでは解決しない術後慢性痛にもフォーカスを当ててみようと思います。
一地域病院で若輩の私ですが、諸先輩らに助けて頂き、盛会の会を残暑厳しい名古屋で行いたいと思います。熱い議論ができれば幸いです。より多くの方のご参加をお待ちしています。名古屋でお会いしましょう。
2012年10月
第20回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会 (JPSTSS学会)
会長 佐藤 公治 (名古屋第二赤十字病院 副院長 整形外科・脊椎脊髄外科部長)
|