第18回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会(JPSTSS学会)

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第18回JPSTSS学会・学術集会の開催にあたって
 

第18回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会を平成23年9月23日(金)〜24日(土)に千葉県浦安市の東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートにて開催させていただきます。5番目の脳神経外科医の会長として、本会をお世話させて頂くことを大変光栄に存じております。 本学会の設立理念は、1.国際的な最新の知識・技術の習得(世界同時進行)、2.整形外科と脳神経外科との垣根を取り払っての情報交換、3.個人資格での自由参加です。脊椎脊髄外科に情熱を傾けている整形外科医と脳神経外科医が、手術手技に関する知識から合併症防止対策に至るまでフランクな討論の行えるユニークな学会です。本会は手術手技の学会であり、結果としての手術成績の発表も重要ですが、方法としての手術手技に重点をおいた発表を歓迎いたします。 今回の主題は (1) 低侵襲手術とインストメンテーション, (2) 頸椎手術の手術手技、(3) 脊髄脊椎腫瘍の手術、(4) 不測の脊椎脊髄手術合併症、インフォームドコンセントといたしました。また、一般演題として脊椎脊髄手術のビデオ(動画)プレゼンテーションの演題の応募も歓迎いたします。(1) 低侵襲手術手技とインストメンテーション手術は、毎年本会の継続する大きなテーマとなっており、今回も採用させていただきました。(2) 頸椎手術は前方アプローチ、後方アプローチ、側方アプローチがあります。固定しない術式、前方除圧固定、後方除圧固定、前側方除圧固定、様々な椎弓形成術など各脊椎脊髄外科医が最良と信じて行っている手術をディスカッションしたいと思います。頭蓋頸椎移行部、上位頸椎の手術の工夫の発表もお願いいたします。(3) 脊髄髄内腫瘍は脳神経外科医、脊椎腫瘍は整形外科医が得意とする手術であるかと思います。(4) 手術に伴う不測の合併症・有害事象の発生をゼロにすることはできません。かといって、一人の外科医が多くの合併症を経験するわけでもありません。提示された不測の合併症症例を共有し、各人の教訓としていただければと思います。 学会場の浦安市舞浜は東京湾に面し、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを中心とする東京ディズニーリゾート内にあります。ご家族同伴の学会参加もご一考いただければと思います。 尚、今回は前日9月22日(木)にIGASS (International Group for Advancement in Spinal Science), Forum Japanがjoint meetingとして開催されます。

 


2011年1月
第18回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会 (JPSTSS学会)
会長 伊藤 昌徳 (順天堂大学医学部附属浦安病院 脳神経外科)