第15回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会(JPSTSS学会)

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第15回JPSTSS学会・学術集会の開催にあたって
 

第15回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会学術集会が2008年(平成20年)9月19日(金)20日(土)の両日に滋賀県大津市の琵琶湖湖畔にある大津プリンスホテルで開催されることになりました.本学会はSpinal surgeryを志す整形外科と脳神経外科の先生方が本音を出し合って議論を闘わせることのできる数少ない学会の一つであります.また,世界同時進行が理念の一つに挙げられており,海外からも多くの先生方の参加が見込まれています.また,症例報告を含む全ての演題でご口演いただくことを基本としておりますが,ご口演いただいた演題は本学会誌上で発表していただけるようになっており,優秀な論文に対しては賞が設けられております.
 今回の主題は1)低侵襲手術を行うための私の工夫,2)合併症回避のための私の工夫,3)インストルメンンテーション手術における私の工夫,4)脊椎脊髄手術の今後の展望 とさせていただきました.今回の学会では,それぞれの先生が手術の現場で,どんなに小さなことでも,実際に工夫しておられることを発表していただき,参加された先生が,一つでも,お持ち帰り頂いて実際の臨床に役立てていただけることを大きな目的といたしました.その他に,高齢化社会においてはより重要性を増すと考えられる脊椎脊髄手術が今後どのような発展をしていくべきか,先生方の思いの丈をご発表いただければと考えております.もちろん,主題にとらわれない演題のご発表も大いに歓迎いたします.
 会場の大津プリンスホテルは京都駅から快速電車とシャトルバスを乗り継いで30分の至近距離にありますが,琵琶湖のほとりの風光明媚な場所に立地しており,リゾート感覚でご滞在いただける会場でもあります.ご口演の会場,ハンズオンの会場,そして展示会場とも広めの会場をご用意しており,ゆったりと議論を深めていただき,情報を収集していただけるのではないかと考えております.多くの先生方のご参加をお待ちいたしております.世界同時進行ということもあり,演題のご応募には英文の抄録も同時にお願いいたしており,これがご応募のハードルの一つになっているようでございますが,どうか躊躇されることなく貴重なご演題を応募されることを心からお待ち申し上げております.

 


2008年2月
第15回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会
会長 寳子丸 稔
(大津市民病院脳神経外科)