第9回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会(JPSTSS学会)

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第9回JPSTSS学会・学術集会の開催にあたって
 

第9回日本脊椎・脊髄・神経手術手技学会をお世話させて頂くことになりました。
 平成13年度の第8回学会は始めて東京を離れ京都で長谷 斉会長のもと、多くの参会者を得、実り有る学会でした。平成14年度は名古屋で行ないますので何卒よろしくお願いいたします。
会期は平成14年9月14日(土)、15日(日)で会場は名古屋国際会議場(名古屋市)です。
本学会の特徴は手術手技を主に語り、発表もビデオ、パソコンを積極的に利用して参会者に手技の理解をより深めてもらうことです。本学会の理念は創設者 熊野 潔先生の1 世界同時進行、2 各科特に脳外科との垣根を取り払って知識の共有、3 個人での参加の点であります。この特徴、理念は今、日本医学界に押し寄せている構造改革の方向性とまったく一致しており、ここ数年脊椎・脊髄・神経手術を志す若手医師の参加者の数が激増しているのはそれ故と思われます。本学会は21世紀の脊椎・脊髄・神経手術の研究、発表、情報交換の中心的存在としてその役割を担うものと確信しています。
 学会の主題として1、最小侵襲脊椎外科の現況と展望、 2 椎体間固定術の現況と展望、3 診療に難渋した症例の三題を掲げます。最小侵襲外科の流れは脊椎とて例外ではなく、その方法は、経皮的、内視鏡下、顕微鏡下手術に3大別できると思います。それらのいくつかは脊椎外科医が標準に持つべき時代に来ていると思います。椎体間固定術は生体材料、インスツルメントの導入で様変わりしました。この2つの問題で現行手術の問題点と今後の展望について論じたいと思います。3の主題は個人での参加を理念に掲げた本学会ならではの企画です。所属する施設の代紋や面子を捨てて困った症例を討論しあいましょう。
 演題募集締め切りは平成14年5月31日といたします。募集はインターネットで行ないます。発表はすべてPCかビデオを使用します。スライドは使用できません。奮ってご応募願います。 
 名古屋は日本の中央に位置し交通至便の地です。歴史好きの人には尾張3傑のゆかりの地が点在しています。温泉好きの人には近くは下呂、ちょっと足を伸ばせば、奥飛騨、木曽路にゆっくりできる温泉があります。その他家族で楽しめるテーマ-パークも選択に迷うほどです。学会終了翌日9月16日は振替休日です。是非ご家族でお出でになり、名古屋、及びその周辺で日頃の疲れを癒してください。

 


平成13年9月23日

第9回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会
会長 西島雄一郎
(西島脊椎クリニック)